骨董品に入るくらい古い昔のミシンが使えてるのだあ
約一年近く、出家していた義母が本格的に実家に戻ってきた。先日、何やら持ち帰り、ガタガタ、コトコト、チョコチョコ、ゴジャゴジャ、やっていた。
何やら遠くから見ても何となくミシンだと判った。だいぶ、古そうなミシンである。もうすぐ60になる私が子供の時、お袋が使っていたミシンと同じような型である。
私が母家に行き、義母の様子を見ていると、こちらを見た義母は自慢気に言った。「これだってまだまだ使えるのさ」
その誇らしげの言い方に思わず笑いそうになってしまった。義母は確か70代後半なので20歳とまでは歳は離れていないはずなのだ。
私も物を大事にすることも理解できるし、どちらかというとそちらの派であるが、親友の奥さん(30代)がJUKIのミシンでガンガン作業をするのを見ているので、そのミシンの両者を比べてみた時の「時間差」に驚かされる訳である。
別に裁縫ができればどちらでも良いのであるから、古い、新しいが問題ではない。それよりもこの二者が同時にある世界が不思議にも愉快にも感じられるのである。まるで、タイムトラベルの世界が現実にあるのだから。サッコーン
