タマワン夫婦手作り弁当は辛くて食べられない
金曜日の晩のバスで田舎村を出た。最近、人気のナコンチャイ・エアーのバスにした理由は何て言っても快適さにある。
実は長距離なら二階建てのバスの一階、座席数は少なく揺れないので、本当はこちらの方が快適なのである。
ところが、残念ながら村を始発とするバスは二階建てだが、全席二階で一階に座席が無くとても古いバスである。そして、毎晩、村始発となることはありがたいのだが、満席にはほど遠い客数なので、バンコクへの途中、コンケーンやコーラートで二台のバスの客を一緒にさせられる。
通常、我々のバスの客が移動する方に回されるので、座席指定の席には座れないことが多い。その上、こちらのチャートチャイツアーの方のバスは途中休憩があり、到着時間もそれだけ遅れることになる。
運が良かったのも手伝って通常B550程度の料金がプロモーションでB473で購入できた。ミスター・タマワンはこういう処、とても親切である。今月一杯はこのプロモーションが適用になるという。この料金だとバンコク―パタヤ間の往復料金を含めても1000バーツで往復できることになる。予算がタイトな私にとっては非常にありがたい。
夜の車内でこの温度設定はちと寒過ぎるじゃろうのう
さて、「速さ」と重視するナコンチャイ・エアーの行程、昔は途中下車20分で食事タイムがあった。ところが、この二か月あまり、会社の方針変更により、途中下車しての食事は全て無くなったようだ。その代わりに弁当が出るようになった。
ミスター・タマワンが奥さんと毎晩、この弁当を作るのはすでに承知していた。私が乗った晩の飯は豚肉の炒め物だったが、唐辛子がたっぷり入ったタイ人用で、私には無理だった。その旨を伝えると辛くないソーセージにしてくれたが、食べられるような物では無かったので、結局、夕飯抜きという形になってしまった。
その上、以前は止まっていたバス停でセブンイレブンに寄る時間もカットされ、本当にスピード重視の経営方針となってしまった。バンコク到着は午前4時。一晩中、19度のバスの中に居たので体は冷たくなっていた。
異常なほどの室温は恐らくナコンチャイ・エアーのサービスの「売り」なのであろう。冷え過ぎるほどの室温なら文句が出ないと思っているのだろう。
まあ、「早くて、安ければ」それほどクレームも出ないだろう。サッコーン!
