聞いて驚き、娘の実筆のメッセージ
子供二人を送り出す家内の起床は早い。しかも義母が出家から戻って母屋に居る。今朝も朝から私の部屋に侵入してきた家内は何かごそごそやっていたが、静かになった。
私はそれからずっと遅く起きだした。母屋と私の書斎のあるパティオでは、義母がムシロを敷いて、遊びに来た友達を持成していた。婆さんたちの集まりだが、元気が良いというか煩くて寝ていられない。
テーブルの上にプレゼントが置いてあった。すでに甥のフェッチから聞かされていたので、それが携帯電話だということはすぐに分かった。開けなくても中身が分かっているというのは興醒めである。しかも、私は携帯電話など買い変えたくないのだ。
基本的に電話として使えれば申し分無いと考える携帯に多機能など私には必要ないのだ。そういう意味においては子供たちの方がガツガツしている。それにネットとかも不必要。今使っているラップトップで十分である。
しかし、携帯電話のプレゼントには驚かなかった私もプレゼントのパッケージを見て本当にびっくりしてしまった。それが、この写真である。日本語で、しかもきれいな字で書いてあるではないか。日本語を話せない娘がこのような字を書けるものだろうか。
一体、誰が書いたんだろう?家内が誰か日本語を書ける人間を知っているのだろうか?それが率直な思いだった。だと、すると一体、誰なんだろう?
私はそれほど嬉しくないプレゼントと日本語で書かれたメッセージが気になってそれを開ける気がしなかった。
9時を過ぎても家内は戻って来なかった。こんなに早くから店を開けたのだろうか?クリスマスの買い物客を取り込むつもりなのだろうか?
義母の友人たちがやっとの思いで帰ってくれた。私はこの日初めて書斎を出た。義母が私に「ご飯は食べたのかい?」と聞くので「いやまだです」と答えている所へ家内が戻ってきた。
一緒に朝食を食べることになった。母屋のテーブルに掛け、食事をしながら携帯の礼を言い、誰がメッセージを書いたのか正した。すると、その返事に驚いてしまった。
昨晩、遅く、娘のネーンがネットで調べて書いたのだと言う。◎○●◎。ギェー、ほんまかいな?
まるで日本人が書いたような綺麗さではないか。しかも、意味がきちんとしているし、「より良い生活」なんてメッセージ、グーグルで探したとしても余りにもきちんとしてるじゃん。
私は娘の感性に改めて感激した。やはり、娘は只者ではない。血は繋がっていなくても、私と娘はどこかで結ばれているのだ。サッコーン!
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