2014年11月21日

出家して死を待つ義母

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   木を組んだだけの入口

次男を四年前に亡くし昨年夫、つまり私の義父を亡くした義母。家内から聞いていたが、ずっと二人の死を嘆き続けていたらしい。

今年の入安居に出家した義母だが、私は当然、出安居のオークパンサーには家に戻って来るものと思っていた。

だが、どうやらそうではないらしい。月に一度か二度、病院の検診があり家に戻って来たのだが、二、三泊するとまたお寺に戻っていった。

そして、今月になり白装束のまま、戻ってきた義母は四泊くらいしていた。私はてっきりこれで決まりがついて義母は家に戻ったのかと勝手に思い込んでいたら、先週の土曜日に再びお寺に戻るという。

家内が一緒に行くかと聞くので、ジェイクの車でなら行っても良いだろうと思い同意した。いずれにせよ、一度は義母の出家しているお寺に表敬訪問しなければと思っていたので、当方としても都合が良かった。

だいたい30分くらいと聞いていたが、とんでもない所に寺はあった。私の予想に反し東ではなく、西、つまりウドンターニー方面へ向かい、途中から左折して農村を突き抜けると山道になった。

それをずっと登りきった所にそのお寺はあった。家内のバイクで一緒に来ず良かった。(家内が母に届け物をする時、一緒にバイクで来ようと思っていたのだが、そうせずに正解であった。)

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   集会場のような中に仏像があり、ここで出家信者たちの修業があるようだ

そこはお寺というには御堂が無い。あるのは集会場のような広間だけで、そこに仏像が安置されているだけだった。

多くの白装束に纏った信者が出家していた。坊さんの食事が終わると、同じ広間で我が家族も食事を始めたようだが、私は家内に言われた通り、その辺をほっつき歩いていた。

どっちち、食べるような物は無いと家内が判断したのだろう。私もお寺の食事はする気にはならないので平気であった。

いつまで待っても帰る様子もない。私は乗ってきたピックアップの荷台で横になり眠ってしまった。

家族が集まって来て話声で起こされた。だが、どうも帰る様子がない。あまりに退屈なので、家内に「先に帰りたい」と言ってみた。

従兄が私を乗せて先に帰っても良いということになり帰宅した。後で家内の話を聞くと、義母はすでに家を出て、仏と心中するつもりなのだと心境を代弁した。

家内が言う「義母は死を怖がっているから、お寺に籠る決意をした」という意味が分かった。サッコーン!



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posted by ラッキー at 00:19| バンコク ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サコン田舎暮らし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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