2014年05月23日

信じるべきか、信じざるべきか

我が妻の長兄は役所勤めでシビル・エンジニアである。建築関係の仕事に従事していることから、我が家の新築に妻が援助を請うた。その辺からして、予算の狂いとプランの隙間が大きくなったようだ。

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遥かなるサコンナコンへ越してきたのが先週の金曜日であるから、今日で丁度一週間である。長兄の話では今日、業者を連れてきて室内の仕上げをするというので早起きして待っていた。ここで言う早起きとは6時前のことである。

早々とモーニングコーヒーを飲み終えると、妻の一言で小屋(倉庫?)の荷物を全部外に持ち出すことになった。当然、業者が仕事をし易いようにとの配慮である。

こちらは、すでに荷解きをしてしまっているので、再度荷物をまとめて外に出すしかない。私が一番嫌っている事態が発生してしまったのだ。工事が全て終わってから引っ越すと妻には言ってあったのだが、完全には終わっておらず、越す前の話では9割は終了しているとのことだった。

だが、実際には話三分の二。6割程度しか終わっていなかった。もっともここで何割という表現は適当ではないというのが真実であろう。何故なら最終的なブループリントがあるのか、それとも無いのか、或いはその辺は妻の頭の中なのか、皆目見当もつかないからである。

最終形が分からないのだから、何割完成なんていう表現は意味を成さないのは当然である。

話を元へ戻そう。私は自分の整理した荷物を弄って、何処に何を入れたのか忘れるのが一番嫌いなことだった。若い頃なら兎も角、健忘症というのか最近は物忘れが酷くなり、すぐに忘れて思い出せないことが多いのだ。

一度、仕舞ってしまうと、それがどこへ入れたか思い出せんのである。従って、今度は全部開けて調べなくてはならなくなる。その上、いろんな人の出入りがあるので、うっかり「ちゃっかり持っていかれ」でもしてもすぐには分からないではないか。

私はそのような状態を招いた妻と口論になった。まだ、朝の7、8時である。ムシャクシャした私は家を出て、歩いてセブンイレブンまでタバコを買いに出た。朝日が眩しい中の歩きは私の激怒を鎮めるには丁度良かった。

歩きながら、「長兄の奴は絶対に9時にはやって来ない。10時か??」自問自答しながら歩く自分に首を横に振るもう一人の自分がいた。「いや、いや、10時なんてのは甘い、甘い。11時だってあることだ。」

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タバコを買って外に出てもまだ時間は八時半。行くあても無く、セブンの近くにある妻のショップへ行った。妻は店を開けてはいないが、隣のクリニックのテーブルがあるのを知っていたからだ。これだけ狭い村となると本当に行く場所が限られてしまう。

家に戻っても自分の場所も無く、工事も進まない状態で、私の苛々は我慢の限界を超えていた。戻るには早過ぎる。さりとて行く場所もない。そこで、ハイウェイ22号の反対側にあるもう一つのセブンに行くことにした。

途中で電話がなった。妻からだった。私が喧嘩をした後、黙って家を出たので心配したのだろうか?何処にいるのか聞かれたので郵便局に向かって歩いていると言うと丁度、其処にいるという。やはり迎えに来ていたのだ。恐らくハイウェイ22の反対側にある村の市場付近しか私が行く場所が無いと知っているのだろう。

家に朝食ができていると迎えに来た妻のバイクに乗った。食事が終わってもまだ9時過ぎ。長兄がやって来る気配は無い。すでに想定内のことである。私は家にいてもいる場所が無く、また外へ出ることにした。

実際に長兄がやってきたのは10時半。それもたった一人でである。業者と一緒ではなかった。では業者は一体何時に来たかというと11時半。工事の業者だぞ。どの位の時間を要するのか知ってやっているのだろうか?

そして、次なる私の予測は外れてはいなかった。ろくに仕事もしないうちに昼飯の時間だとさ。私は朝食を鱈腹食っていたのと激怒が頂点を極めていたので、家族と業者が食事をするのを避けて外に出た。

ハイウェイ22号のウドン寄りのガソリンスタンドにあるセブンまでしょっと遠かったが歩いて出かけた。

こうして何度も何度もセブンに行ったりきたりしながら、業者の仕事を終わるのを待ちながら一日が暮れた。最後には笑顔で今日を終われたかって??聞くまでもなく答えは「ノー」

倉庫のように高かった屋根裏を遮るように天井を取り付けたので見栄えは良くなったが、蒸し暑さは極限に達するようになってしまった。電気工事も終わっていないのに帰ってしまう業者に唖然とすることもなかった。すでに「希望」という文字は私の頭の中から消え去っていたからだ。


posted by ラッキー at 23:55| バンコク ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サコン田舎暮らし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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