家の敷地から猛スピードで飛び出したフェッチ
読者の方はすでに御承知のように、家内の父と兄をすでに亡くしている。次兄はバイクの自爆事故、そして義父は狂人による銃殺である。
そして、先日、もう少しで三人目の犠牲者が出るところだった。次兄の残した一粒種、甥のフェッチである。
11歳のフェッチは大食漢で怠け者。小太りした体格で、歩くのが嫌いでいつも自転車である。体格が大きくなったので、前の自転車が小さくて乗りづらいので、家内が先月、新しい自転車を買い与えたばかりであった。
右からスピードを出して走ってきたバイクと正面衝突
そして、事故は今月四日に起こった。買い出しの用事を頼まれると、フェッチはすぐ近所の店でも歩くことはせず、必ず自転車で行く。我が家のドラブウェイから前の市道に向かって飛び出して行くのだ。
この日もそうだった。田舎にしてはある程度交通量のある道路であるが、ほとんどは近所の車やバイクで、その音で行き来は分かる。だが、この日は右からバイクが飛ばしてやってきていた。
実家の右隣は家主がバンコク在住で人は住んでいない。三カ月前に刈り取った雑草が生え伸びていたので、道路の右側が完全に見えなくなっていた。
飛び出したフェッチは右から飛ばして来たバイクに跳ねられて、吹き飛ばされていた。私の書斎はドライブウェイの脇にあるので、接触した音に気が付いた。
おっちょこちょいのフェッチは運良く軽傷で済んだ
「フェッチだ」と思ってすぐさま、外に出ると倒れたフェッチが見えた。バイクの運転手は若い兄ちゃんだった。すぐさま、フェッチに駆け寄り、状態を見極めた。
幸い、膝と腕を擦り剥いただけで、大した傷を負わずに済んだが、あわや大事故に発展しかねない自爆行為であった。
本当に何かに祟られているかのような家族である。サッコーン!
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