義母が育てた娘と甥
またしても突然、出家していた義母が家に帰ってきた。前回は病院で定期検査があり、そのためだった。今回は果たして何の用事があるのだろう。まったく以って理由が分からない。
夕べも今朝も家族団欒。私は輪の中に入らず、家族水入らずとそってしておく。
昨日バイクと接触事故を起こしたフェッチ(甥)は学校を休んだ。事故に関しては後述することにして、義母について書こう。
休んだフェッチに対し、朝から「勉強しろ」「本を読め」の連発である。以前、出家する前の義母が毎日こうだった。
学校から帰ると「フェッチ、カバンをしまえ」「風呂に入れ」「勉強しろ」の連射、連射。「うんこしろ」とまでは言わないが、ほとんどそれに近い。
大人しく遊んでいる最中に「こうしろ」「ああしろ」言われるフェッチは堪ったものじゃないだろう。心中、察するに余りある。
半分、ずる休みを承知のフェッチは大人しく義母に従い、パティオのテーブルに着く。義母は教科書を手に取り、フェッチに指図する。70を超えている義母が小学5年生の本を読むのであるから、その程度の内容なのだろう。
義母にとっては自分ができて、フェッチができないので自己満足の心境なのだと思われる。勝ち誇ったように先生面している。
その内、義母の声がしなくなったと思うと、いつの間にか義母は教科書にのめり込んでいるのだ。毎回、お馴染みのシーンである。
子供に教えるどころか、自分が勉強しているようだ。70歳になって、まるで初めて習うかのように勉強する義母。まさに、「人生、幾つになっても勉強」である。サッコーン
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